塗料がダマになる

塗料がダマになる原因としては、主にニードルの状態や塗料の希釈が考えられます。以下の点を確認してみてください。

1. ニードルの状態

ニードルが塗料で汚れていたり、変形している場合があります。まずはニードルを取り外して、状態を確認し清掃してください。

ニードルの先端は非常に繊細で、少しでも曲がると塗料の噴霧に影響が出ます。もし曲がってしまった場合は、新しいニードルに交換することをおすすめします。

※ニードルは消耗品ですので、定期的に交換することを推奨しています。

弊社では、エアブラシ用のニードルとノズルをセットにしたリペアキットもご用意しています

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2. ニードル位置の調整

ニードルの位置が正しくない場合、正常に噴霧できないことがあります。以下の手順で調整してください。

1. ニードルストッパーとハンドルを反時計回りに回して外します。

2. ニードル固定ナットを反時計回りに回して外します。

3. ニードルの固定が解除されますので、ニードルを5mm程度後ろにずらし、再度前方にしっかり押し込みます。※強く押し込みすぎるとノズルが破損する可能性がありますのでご注意ください。

4. 分解した時と逆の順序で組み立て、ニードル固定ナットをしっかり締めて固定します。

 

3. ニードルストッパーの調整

トリガーを引くとニードルが後退し塗料が噴出する仕組みになっています。この動きの範囲(塗料の噴出量)は、ニードルストッパーで調整できます。

  • 反時計回りに回すとトリガーの引きしろが大きくなり、噴出量が増えます。
  • 時計回りに回すと引きしろが小さくなり、噴出量が少なくなります。※用途に応じて調整してください。

 

4. 塗料の希釈

塗料の希釈比率は、種類や成分により異なりますが、目安として塗料1に対して溶剤2~3の割合が一般的です。溶剤をスポイトで少しずつ加えながら、調色スティックで混ぜて濃度を調整してください。塗料を皿の縁に付けた際に、少し垂れるくらい(牛乳のような粘度)が理想です。

※ラッカー系塗料は、水を加えると固まるため、使用前や洗浄時には水を使わないようご注意ください。

※メタリックカラーや1200番以下のサーフェイサー、トップコート、アクリジョンなどの特殊な水性塗料は0.3mm口径のハンドピースと22PSIのコンプレッサーでは圧力が不足し、大きな粒が詰まりやすいです。

経験豊富な方でも使いこなすのが難しい場合があります。

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